看護師が必要とされている専門外来の種類

総合病院や公立病院に設けられている専門外来では、生活習慣病やダイエット、禁煙など様々な問題を抱える患者の治療が行われています。こうした医療現場で看護師として働きたい場合には、求職活動中にそれぞれの外来の看護業務の内容や専門性について正しく理解をすることが大切です。
たとえば、生活習慣病の治療をメインに行っている専門外来では、医師の指示を受けながら看護師が糖尿病や脂質異常症、高血圧症などの疾患を抱える患者から日々の生活に関する相談に乗ったり、適切なアドバイスを行ったりすることもあります。そのため、理想的な形で患者のサポートをするうえで、日ごろから患者数が多い生活習慣病の予防法や症状の経過、治療法について自分なりに勉強をすることが大切です。

また、ダイエットの専門外来では、内科や消化器科の医師だけではなく、栄養指導、運動指導など様々な方面の専門職が配置されることがあります。そうした中、一人ひとりの患者のダイエットの計画を立てるうえで、管理栄養士や調理師、理学療法士など様々な分野の専門職と連携をすることが重要になります。

その他、禁煙外来においては、肺がんや肺気腫などの深刻な疾患の発症を予防するため、看護師が患者の一日あたりの喫煙の習慣について聞き取りをしたり、治療効果の程度を測定したりする作業を担当することがあります。そこで、禁煙外来で仕事を続けるには、喫煙の健康リスクについて正しく認識をするのはもちろんのこと、ニコチン中毒などの問題を抱える患者に対して重点的にフォローできるようにすることが肝心です。